★ばばかんレビュー★
〜演奏会のアンケートより〜
第58回定期演奏会 2001年7月8日(日)
なかのZERO 大ホール  指揮: 森山 崇


●ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
・少し骨太(ダイナミック)の印象を受けましたが、ドビュッシーの世界を堪能させていただきました。
・導入部の弦もフルートも素晴らしく繊細でいながら硬質な強さがありステキだったが、途中弦と管とのバランスが悪い箇所があり、全体にもう少しバランスがとれると尚スバラシイ。
・生々しいかんじがした(ホールのせい?でしょう)。
・チェロとバスのpizz.がもう少し合えば・・・
・久々にホルンのハモリをききました。ハモの力は偉大?
・とても良かったが縦の線がずれる所があったのが残念。
・全体的に音が大きい、ざわざわしすぎ。1stヴァイオリンはいいが中低弦(コンバス以外)聞こえない。
・フルートの音をもっとはっきり聞きたい。
・弦の美しさは言うまでもないところ、木管群とホルンの充実さがうかがえました。
・とても音色にこだわっていて良かったです。出だしのフルートは大変良かった。オーボエはもう少し自然に歌っても良いと感じました。コンマスソロ少し小さ目、もう少し出ても良いのではと思った(ただし上手い)。
●メンデルスゾーン/劇音楽「真夏の夜の夢」抜粋(結婚行進曲・スケルツォ・夜奏曲・序曲)
・面白い演奏だけど・・・? ちょっとドキドキした。「スケルツォ」ごくろうさまでした!! あれだけできるんだから「序曲」もがんばってほしかったです。
・管のアンサンブルもう少し合わせた方がよい(時々耳にさわる)。
・日本の熱帯夜からはほど遠い世界です。今夜はこの演奏を耳に残してお月見でもします。
・軽快で歯切れの良い演奏。途中がやや中だるみ。
・管のアンサンブルが惜しい・・・(クラリネットとオーボエとホルン)。タイミングはこの曲は難しいからともかく、ちょっとした音程が(アマオケみたい!!)。ヴァイオリンもタイミングをつかみかねている箇所(序曲のテーマ)があり、やはり難しい曲だと思いました。低弦はもっと鳴らすべし!!
・序曲を最後にするあたりは意図してのものとは言え、うまい演出だと思う。全体として骨太のガッシリした仕上がりでした。
・やや重い表現が目立ち、軽やかさがもう少しあればと思った。
・結婚行進曲は豊かな低弦とティンパニのために重厚で良かった。スケルツォは弦がもう少しクリアだと掛け合いが効果的だったと思う。夜想曲:絶妙なコントロールのホルン! 本番でこれだけ吹けるとは素晴らしい。フルートも良かった。
・よく耳にする行進曲だけあって、生演奏で聴けて嬉しいです。知っている曲があるとより一層楽しめる気がしますね。プログラム記載の物語をイメージしつつ聴いたので、皆さんの素晴らしい演奏から情景が浮かびました。
●プロコフィエフ/交響曲第5番 変ロ長調
・元気の良いところと、諧謔的なところは、団の性格に合っていて良かったと思う。抒情的なところが未整理な感じでもったいないです。でも、とっても楽しかった。
・管の入りがもっとていねいだと良いと思った。雑に聴こえます。
・パンフの解説文がとってもよかった。
・解説を読んでから曲を聞き、解説がみごとに的を射ていることに思わずウナってしまいました。しかし、素人の率直な第一印象は、ウルサイ・・・でした。スミマセン。
・第1楽章は主題が見えず面白くなかったが、第2楽章になりうきうきする楽しいメロディになり、3楽章に弦の美しいハーモニー、終楽章まで楽しく最高でした。
・2楽章での1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンのバラツキが気になりました。
・管のふぞろいが気になった。弦はすばらしい。
・”広大な平原、どこまでも続く青い空、流れる雲、その下を何十頭もの馬が駆け抜けていく、人々はそれを遠くから眺めている、皆遠い所を見ているような眼をしているけれど心は踊っている”・・・・こんなことを想像しながら聴いていました。
・がんばっていて、まとまっていたと思います。プロコフィエフならではの「ひとひねり」感みたいなものがあるともっとおもしろいと思いました。プロコフィエフにはショスタコーヴィッチのような「屈折感」がないだけ、マジメなだけでは今ひとつに思います。
・またしても演奏の積極性に驚いた。但し、どう受け取れば良いか迷う所を少々残した。かなり良かったが。別のアマチュアの演奏で、終始一貫迷い無く曲のビジョンをはっきりしたこの曲を聴いた経験が有ったのですが、今日の演奏はそこ迄及ばなかった。各自の役割把握の十分さ程度に帰せられよう。悪くはなかった。
・馬場管らしいホットな演奏でした。響きがさらに硬質だったら一層プロコフィエフらしくなったとは思いますが・・・。
・1楽章: まさに”音の洪水”という感じでしたが、力まかせになってしまった部分があったのは残念でした。〜〜4楽章: ノリの良さが演奏に生きていました。その先がけとなられた1stクラリネットの方に特に拍手!
●その他
・弦が調和がとれて曲によってスバラシクなったと思う。以前聴いた時のリキミもなく自然に聴けた。
・弦と管の音量バランスをもっと工夫すれば良いのでは?
・全体的におじょーずでした。もう少しp(ピアノ)を練習すると良いと思います。
・弦も良かったですが、ヴィオラがもう少し主張すべきところは主張すると安定すると思います(多少1stヴァイオリンがとても良く鳴っているためにバランスが悪いときがある)。
・私は管弦楽の方はまるっきりシロウトでむずかしいことはわからないのですが、森山さんの音楽づくりとても共感できます。さすがPTA会長。安心してついてゆけます。子供たちにもきかせてあげたいですね。子供たちに足りないものは目に見えないものだと思うのです。これからもいい演奏つづけて下さい。

みなさま、どうもありがとうございました。/ 高田馬場管絃楽団